ルビンシュタイン・テイビ症候群(小児)

診断方法

 原因遺伝子(CREBBP 遺伝子・EP300 遺伝子等)に変異を認めるか、CREBBP 遺伝子を含む16 番染色体短腕に欠失を認める場合にルビンシュタイン・テイビ症候群と診断が確定する。欠失や変異を認めない場合もあり、下記の症状があれば臨床診断される。

Ⅰ.主要臨床症状

  1. 幅広の母指・幅広の母趾
  2. コルメラの延長
  3. 濃い眉毛、長い睫毛
  4. 精神発達遅滞

該当事業における対象基準

  • 症状として、けいれん発作、意識障害、体温調節異常、骨折又は脱臼のうち1つ以上続く場合
  • 治療で強心薬、利尿薬、抗不整脈薬、抗血小板薬、抗凝固薬、末梢血管拡張薬又はβ遮断薬のうち1つ以上が投与されている場合
  • 治療で呼吸管理(人工呼吸器、気管切開術後、経鼻エアウェイ等の処置を必要とするものをいう。)、酸素療法又は胃管、胃瘻、中心静脈栄養等による栄養のうち1つ以上を行う場合
  • 腫瘍を合併し、組織と部位が明確に診断されている場合であること。ただし、治療から5年を経過した場合は対象としないが、再発などが認められた場合は、再度対象とする。

以上のいずれかを満たす場合

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