マルファン症候群(小児)

25 ビールズ症候群と鑑別すること

診断方法

原因遺伝子(FBN1、TGFBR1、TGFBR2、SMAD3、TGFB2 遺伝子等)に変異を認めればマルファン症候群と診断が確定する。変異を認めない場合もあり、下記の主要臨床症状のうち2項目を満たすか、マルファン症候群の家族歴を有して主要臨床症状1 つを満たせば臨床診断される。

主要臨床症状

  1. 過伸展を伴う長い指、側弯、胸部変形等を含む身体所見
  2. 水晶体亜脱臼・水晶体偏位等を含む特徴的眼科所見
  3. 大動脈基部病変

該当事業における対象基準

  • 治療で強心薬、利尿薬、抗不整脈薬、抗血小板薬、抗凝固薬、末梢血管拡張薬又はβ遮断薬※のうち1つ以上が投与されている場合
  • 大動脈瘤破裂の場合、若しくは破裂が予想される場合

以上のいずれかを満たす場合

※巻末(334 頁)、平成26 年度厚生労働省告示第475 号も参照のこと

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