コルネリア・デランゲ症候群(小児)

小児慢性特定疾病:診断方法・該当事業における対象基準

診断方法

 原因遺伝子(NIPBL ・SMC1A ・SMC3 ・RAD21 ・HDAC8 等)に変異を認めれば、コルネリア・デランゲ症候群と診断が確定する。変異を認めない場合もあり、下記の症状があれば臨床診断される。

I.主要臨床症状

  1. 眉毛癒合
  2. 薄い上口唇
  3. 小肢症
  4. 精神発達遅滞

該当事業における対象基準

  • 症状として、けいれん発作、意識障害、体温調節異常、骨折又は脱臼のうち1 つ以上続く場合
  • 治療で強心薬、利尿薬、抗不整脈薬、抗血小板薬、抗凝固薬、末梢血管拡張薬又はβ遮断薬のうち1 つ以上が投与されている場合
  • 治療で呼吸管理(人工呼吸器、気管切開術後、経鼻エアウェイ等の処置を必要とするものをいう)、酸素療法又は胃管、胃瘻、中心静脈栄養等による栄養のうち1 つ以上を行う場合

 以上のいずれかを満たす場合

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