ビールズ症候群(小児)

診断方法

A.症状

Ⅰ.主要臨床症状

  1. 多発性関節拘縮
  2. 耳介の変形
  3. 長い四肢を伴った細く長い四肢

B.検査所見

単純X 線検査

  1. 脊椎・骨端・骨幹端の全てまたはいずれかの異形成
  2. 椎体または恥骨の骨化遅延

C.遺伝学的検査

FBN2 遺伝子の変異

D.確実例

I の主要3 症状よりビールズ症候群が疑われ、原因遺伝子(FBN2 遺伝子)に変異を認めればビールズ症候群と診断が確定する。変異を認めない場合もあり、下記の3 主症状を全て認め、副症状2 症状を認めれば、ビールズ症候群と診断する。

該当事業における対象基準

次のいずれかに該当する場合

  • 骨折又は脱臼の症状が続く場合
  • 重度の四肢変形、脊柱側弯又は脊髄麻痺のうち1つ以上の症状に対する治療が必要な場合
  • 治療で呼吸管理(人工呼吸器、気管切開術後、経鼻エアウェイ等の処置を必要とするものをいう。)又は酸素療法を行う場合

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